歯ぎしり・食いしばりで歯はダメージを受けます!

歯根が割れたり折れたりすることを「歯根破折(しこんはせつ)」といいます。歯根破折が起こると、被せ物をしていても歯をそのまま保つことができなくなり、抜歯せざるをえなくなってしまうこともあります。そして、破折の原因として特に多いのが、根管治療後の歯ぎしりや食いしばりです。

根管治療後の歯は歯髄(歯の神経)がないため、以前よりも弱くなります。そのため、歯ぎしりや食いしばりの圧力に耐えられず歯根破折を起こしがちです。慢性的に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方は、根管治療後には特に注意が必要です。

歯ぎしり・食いしばりによる問題

慢性的な歯ぎしり・食いしばりは、歯根破折だけでなく、以下のようにさまざまな問題を引き起こす原因になります。

  • 歯のグラつき
  • 歯の大幅なすり減り
  • 咬み合わせたときの痛み など
  • 知覚過敏症
  • 顎関節症

こうした症状を予防するためには、クセを止めるための処置が必要です。

歯ぎしり・食いしばりの防止処置

せっかく根管治療が終わっても、慢性的な歯ぎしり・食いしばりがあると、再治療や抜歯になるおそれがあります。当院では、慢性的な歯ぎしり・食いしばりがある患者様には、お口の状況に合わせた改善処置を行っています。

ナイトガード
ナイトガード 就寝時に装着するマウスピースを使用した予防処置です。歯ぎしり・食いしばりが起こりにくくなり、万一起きた場合でも歯にかかるダメージを抑えることができます。
ファイバーコア
ファイバーコア 根管治療後の歯には、土台として金属のコアを入れるのが一般的です。しかし金属のコアは硬すぎるため、咬み合わせたときに歯が破折することもあります。当院では本物の歯に近い弾力性を持ったグラスファイバー製のコア「ファイバーコア」を使うことで破折を防いでいます。

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